僕は青森県が好きだ。だから定期的に訪れる。ニュージーランド出身の友人に青森県での旅を聞き、初めて訪れて以降、毎年青森県へは2回ほど旅をする。
2024年1回目の青森県旅は、お馴染み弘前市をチョイスした。何回訪れたんだろうか。
ツンと冷えた空気に迎えられ、弘前駅に到着。
最終の新幹線で東京から弘前駅へ向かったため、ホテルに着いたのは夜遅く、午前1時前となった。
サクサクと就寝準備をし、床につく。
一瞬で眠りに落ちた。
カーテンを開けっぱにしていたからか、強い光が窓から入ってきており、その明るさで僕は目を覚ましたのだ。
時刻は朝の8時頃。出発の準備をして、外に出る。
弘前市の中心街である土手町は夜に盛り上がる地域なので、意外とモーニングを楽しめる場所は少ない。
唯一モーニングをやっている藤田記念庭園へ足を運ぶことにした。
例年と異なり、雪の少ない3月は、歩きやすくて良い。小難しいことを言えば、気候変動を受けており、雪を生命維持に利用する生物にとっては、今後の生き方を考えなければならない時期に来ているのだろう。
朝9時に開く藤田記念庭園にちょうどよく着くよう、回り道をしてブラブラと歩く。
タイミングよく中央弘前駅に入線する弘南鉄道大鰐線。季節によって車内の飾り付けがされており、乗客を楽しませてくれる。この日は、ぼんぼりの様な物がカラフルに天井を彩っていた。
残念なことに、廃線の危機にあると新聞で読んだ。
藤田記念庭園は、総面積約21,800㎡(約6,600坪)あり、東北地方においては平泉毛越寺庭園に次ぐ大規模な庭園である(弘前市コンベンションセンター,不明)。
弘前城公園のすぐ真向かいにある。台地の端に位置するので、庭園の外側は下りの急斜面となっており、道が凍った日は歩くのに冷や冷やするが、今日は全く凍っておらず、安心して歩く事ができた。
【門の前】
【外観】
門に入ってすぐ左の洋館の中に、お目当てのカフェがある。気持ち良い雰囲気の中の散歩で少々時間をかけすぎたようで、時刻は9時45分過ぎ。
人気なため、すでに混雑しているかもと思いながら、カフェの入り口を叩くと、すぐに座席に案内してもらえた。
緑色のイスに茶色い木製のテーブルは変わらず、ほっとするインテリア。いつも変わらない良さである。
広い窓は、来るたびに異なる景色を映し出す。ありがちではあるが、寒い日に暖かな室内から雪景色を見るのが至福であり、やはりおすすめの景色は雪を積もらせた庭である。
藤田記念庭園のカフェメニューは、基本的にドリンクメイン。絞られたフードメニューではあるが、パスタかカレーかチキンライスか悩み、焼きカレーに。アボカドが入っておりボリューム満点だった。飲み物はアールグレイにした。
お腹いっぱいだったけれど、アップパイを追加注文。カフェが、いくつかのお店から仕入れたアップルパイのうち、一つを選ぶスタイルだ。アップルパイの表を眺めていると、初めて見たお店の提供する物があり、それをチョイスした。パイ生地はサクサクで、中身のりんごはとろりとしており、美味しいパイであった。
腹ごしらえをして時間を見ると11時30分。お客さんの少ない日であったため、のんびりと雪を見ながらぼーっとした時間を過ごす事ができた。
青森県の旅は始まったばかりだ。
おまけ
弘前城のお堀は、4月の桜開花に向けた雰囲気が漂い始めていた。2024年の開花予想は4月16日だ。
引用文献
弘前市コンベンションセンター.不明.藤田記念庭園.https://www.hirosaki-kanko.or.jp/details.html?id=CNT00403311739456075 (2024年3月14日参照)
【今回の旅のルート】
↓ 徒歩40分
藤田記念庭園